カフェイン成分で勃起力改善やED(勃起不全)は克服するのか?

カフェイン成分で勃起力改善やED(勃起不全)は克服するのか?

カフェイン成分で勃起力改善やED(勃起不全)は克服するのか?

スマートフォンの普及により、どこにいても色々な情報を入手することが可能となりました。
その中で「カフェインを摂取することでED(勃起不全)は克服するか?」という情報を非常に多く目にします。

そこで今回はコーヒーやエナジードリンクに多く配合されるカフェインでEDは克服するのか?勃起力の改善に繋がるのかを解説します。

カフェインがEDに効果的だと言われている理由

冒頭で触れたように、「カフェイン ED」や「カフェイン 勃起」と検索すると、様々な情報が表示されています。

このような「カフェイン」と「EDに関連するキーワード」が検索されているのか紐解いてみましょう。

カフェインは血流が良くなる

コーヒーには血流が良くなる効果が期待されると言われています。

「琉球大学大学院医学研究科薬理学」の筒井正人教授によって、コーヒーによる血流改善調査が行われました。

【調査内容】
■被験者数
┗27名(男性)

■調査内容
┗カフェイン入りコーヒーを飲んで血流が改善するか

■結果
┗指先の毛細血管部分の血流が30%増加

この試験結果によると27人の被験者にカフェイン入りコーヒーを1杯飲んでもらい、カフェインの入っていない被験者との比較を行ったところ、指先の毛細血管部分の血流がカフェインなしの被験者よりも30%増加したと報告されています。

この調査はレーザードップラー血流計と呼ばれる、近赤外光を照射、皮膚表面から毛細血管の血流を調べられる装置で、このデータからカフェインは血流の改善効果があるか否かを調べる試験です。

ED治療薬は血流を良好にし、陰茎内部にある海綿体へ血液を促して勃起を助長するといったメカニズムです。

⇛ED治療薬の種類や特徴を確認する

そのため血流を促すことがED改善に関係するのではないかと推測されています。

カフェインはストレス緩和するのに貢献している

ラットを利用したストレス緩和効果について研究した中村大学栄養科学科の青峰正裕教授らの論文で、セロトニンとドーパミンの放出レベルを調べた結果が発表されました。

詳細は割愛いたしますが、この研究結果において以下のような内容が挙げられました。

ラットにおいてもストレス緩和するのに貢献していることを示唆する。

このストレスを緩和する作用は心因性EDへも有効なのでは?ということで、カフェインによる改善効果に注目されるケースが多くあるようです。

このストレス緩和効果とは別に、「香りのリラックス効果」がコーヒーの香りを嗅ぐことでα派が現れることでリラックス効果も同時に期待できるという研究報告があげられています

詳しくは以下よりご確認ください。

EDと一口に言っても、患者様1人1人原因が異なります。
心因性EDと呼ばれるEDは過度の緊張や不安、トラウマなどが原因で引き起こされるとされています。

⇨心因性EDとは?

カフェインには興奮作用がある

カフェインには興奮作用があると言われています。

眠気覚ましのコーヒーやエナジードリンク、適度な仮眠前にカフェインを摂取しておくことで目覚めが良くなるのはこの興奮作用のためです。

米国テキサス大学がカフェインとEDの関連を裏付ける試験を行った結果があります。

カフェインが有するリラックス効果と興奮作用は相反しないのか?

カフェインの効果で期待できる作用として、リラックス効果と興奮作用だけ取りあげましたが、このリラックス効果と興奮作用は相反するもののように感じられる方も多いはず。

カフェインには興奮時に優位となる交感神経を高める働きがあり覚醒・興奮作用を有しています。
そのため一般的に就寝前にはコーヒーを飲まない方が良いと言われている理由です。

先述したように、ストレスを緩和する働きや香りによるリラックス効果などが期待できることは既にご理解いただけているかと思いますが、それと同時にカフェインには覚醒・興奮作用や他にも様々な健康効果を多彩に有しています。

ただこれらはいずれも同時に働くものではないのに加え、どれも医薬品のような強い効果を示すものではないので、過度に摂取しない限りは問題ないでしょう。

テキサス大学が研究した論文結果

テキサス大学のデビッド・S・ロペス氏は2001年~2004年の3年間にかけて、NHANES(米国国民健康栄養調査)とし、3724人の男性を対象にカフェインを使ったEDに関する試験を行いました。

カフェイン量を決めたグループを5つに分け、それぞれには決まったカフェイン量を摂取してもらった結果が以下となります。

グループ名  カフェイン量
グループA
304~700mg
グループB
171~303mg
グループC
85~170mg
グループD
8~84mg
グループE
0~7mg

 ※1日に摂取するカフェイン量です。

上記の摂取量をグループ分けで検証したところ、グループBとCの摂取グループが最も摂取量の少ないグループEと比べEDの報告が少ないとの結果が示されています。

グループ名  EDの報告率
グループA
69%
グループB
61%
グループC
58%
グループD
67%
グループE
100%

 ※上記の表は最も摂取量の少ないグループEを100%の指標にして、発症率を比較したものです。

1日85mg~303mgのカフェイン摂取をする男性は、少量もしくは全く摂取しない男性に比べED発症リスクが少ないことが結論付けられています。

しかしながらグループAが最も摂取していたのに数値が高いところを見ると、大量に摂取しても意味はなく適度な摂取量が良いということが考えられます。

「ED克服率」肥満体系と高血圧、糖尿病患者の臨床データ

上記では摂取量で見たデータですが、テキサス大学がEDを発症する可能性の高い高血圧や肥満、糖尿病を患った人を対象にしたカフェイン摂取とEDの関係性について紹介されています。

高血圧(140/90mmHg)とされるグループと正常血圧の男性グループに同じカフェイン量を摂取してもらったところ、正常血圧のグループよりカフェインの効果が高いデータが出ました。

同様に体重指標を表す「BMI」を基準に肥満体系と標準体型の男性へもカフェインを同量摂取してもらうと、BMIが30の肥満体系と標準体重の男性では肥満体系の男性の方がカフェインの効果が高く出たデータとなります。


※BMI=体重÷身長×身長

 18.5 痩せ型

18.5〜25未満

標準
 25〜30 肥満1
30〜35 肥満2
35〜40 肥満3
40以上 肥満4


しかし糖尿病患者のみ、カフェインを同量摂取してもEDリスクが改善されることはなく、むしろ以下画像を見るとEDのリスクが高まっている結果です。

今回のテキサス大学の調査では、EDとカフェインには大きな関係があるとされましたが、糖尿病患者のみ「糖尿病はEDのリスクが最も強い危険因子のため、治療も困難な症状の1つ」とされる別の論文と合わせて根拠にあげ、引き続き前向き研究で調査が継続されるとされています。

カフェインを多く配合した飲み物と適正摂取量

テキサス大学がカフェインとEDの因果関係を発表したところで、日常生活にこれから取り入れたい。と言った時に何をどれくらい摂取すれば良いのか?という疑問が湧きます。

食品名 カフェイン濃度  
備考
インスタントコーヒー
1杯当たり80mg
2g使用した場合
コーヒー(浸出液)
60mg/100mL
浸出法:コーヒー粉末10g、熱湯150mL
紅茶(浸出液)
30mg/100mL
浸出法:茶5g、熱湯360mL、1.5~4分
せん茶(浸出液)
20 mg/100 mL
浸出法:茶10g、90℃ 430mL、1分
ほうじ茶(浸出液)
20 mg/100 mL
浸出法:茶15g、90℃ 650mL、0.5分
ウーロン茶(浸出液)
20 mg/100 mL
浸出法:茶15g、90℃ 650mL、0.5分
玄米茶(浸出液)
10 mg/100 mL
浸出法:茶15g、90℃ 650 mL、0.5分

上記は厚生労働省のHPで公開されているカフェイン配合の飲み物と配合指標です。

代表的なコーヒーであれば1杯80mgですので、デビッド・S・ロペス氏の検証でもわかるように、1日2~3杯程度のコーヒーが望ましいでしょう。

カフェイン以外にも摂取した方が良い成分は数多く存在しますので、余裕がある方は日々の食事も見直してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

今回はインターネット上で噂になっている「カフェインとED」の関連性、そしてEDの改善、克服データをご紹介しました。

テキサス大学の研究結果に目を向けてみると確かにカフェインとEDの関連性はあると考えられます。

しかしながら研究データが2001年~2004年の3年間に渡る長期の臨床試験であることから、ED治療薬のような即効性、改善は難しいように感じます。

また、研究データが少ないことも関係することからED治療としてはやはりED治療薬を用いた投薬治療が望ましいと言えるでしょう。

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